M5StickCをUSBケーブルでパソコンに接続すると、Windowsのデバイスドライバに「ポート(COMとLPT)」というカテゴリが追加され、「USB Serial Port(COM#)」と表示されます。
(#はパソコンによって番号が異なります。)
Windows10の環境にArduino IDEをインストールした際に、仮想USBシリアルポートドライバがインストールされるため、COMポートとして認識されるのです。
しかし、M5StickCをUSBケーブルで接続した際にうまく認識できない場合があります。
その場合、USBシリアルポートドライバを更新することで認識が可能となる場合があります。その際の対処方法をご紹介します。
M5StickCのUSB接続ができない場合の対処方法
事前準備
以下のページから、使用しているパソコンの環境に合わせたドライバをダウンロードします。
例;Windows10 64bit環境の場合、次のページの下部にある「Processor Architecture表」から「Windows」の「 X64 (64-Bit)」に該当する「2.12.28」のリンクを押すとドライバセットがダウンロードされます。
USBシリアルポートドライバはこちら(https://ftdichip.com/drivers/vcp-drivers/)
ドライバの更新手順
No Image | 1 ファイルのダウンロードができたら任意のフォルダにファイルを移動します。 |
No Image | 2 ファイルを右クリックして「すべて展開」を選択し、展開先のフォルダを指定して展開します。 |
3 展開後のフォルダの中身はこのようになっています。 |
|
4 Windowsデバイスマネージャを開きます。 エクスプローラーから、「PC」を右クリックして「管理」を選択します。 |
|
5 「コンピュータの管理」から「デバイスマネージャ」を選択します。 M5StickCをUSBケーブルで接続するとデバイスマネージャに「その他のデバイス」ー「M5Stack」と表示されます。(個体差があるかもしれません。) |
|
6 表示されたデバイスを選択し、右クリックメニューから「ドライバの更新」を選択します。 |
|
7 ドライバの検索方法から、「コンピュータを参照してドライバを検索」を選択します。 |
|
8 コンピュータ上のドライバを参照する場所を指定します。 ここに2で展開したフォルダの場所を指定します。 指定した後に「次へ」を押します。 |
|
9 インストールが終了したら画面を閉じます。 |
|
No Image | 10 M5StickCを一度抜き再度、パソコンに接続します。 |
11 デバイスマネージャの表示が「USBシリアルデバイス」となって認識されていればOKです。 (COMポートの番号を確認します。 ) |
今回の記事は以上となります。
これからはじめる方にお勧めの参考図書はこちら!