一人では難しい。。
しかし、どうやって両方を構えるかだな。
3Dプリンターで作ってみるか!
- 一眼レフ(またはミラーレス一眼) → 下部(「寄り」担当)
- アクションカメラ(GoPro) → 上部(「引き」担当)
今回ご紹介する「マウントキット」は以下の3Dプリントサービスでお試しいただけます。
GoProカメラをマウント用フィンガーを使って、一眼レフのアクセサリシューにマウントするためのキットです。 アクセサリ…
※印刷結果の精度や出来栄えは、3Dプリントサービスに依存します。
※3Dプリントサービスでの提供期間はおおむね20日前後です。(発送目安)
※マウントキットには、以下のようなM5キャップナットが1つ必要となりますので、合わせてご準備ください。
※もちろん、一眼レフ、Goproなどは、別途準備が必要です。
M5 ナット
M5サイズのキャップナットです。片側が球体になっていてボルトの先端が出る部分を隠してくれます。これを使うことで、ボルトが他のものとぶつかって傷づけてしまうことを軽減できます。Amazonで確認
今回使用した3Dプリンター「ORIGINAL PRUSA i3 MK3S+」はこちらからどうぞ!
3Dプリンター(キット)
オープンソースの3Dプリンターの仕様を作った技術者が作った会社の3Dプリンターです。この商品は、自分で組み立てることが前提です。マニュアルも日本語化されていて、組み立てで特に手順に困るということはありませんでした。非常によくできた製品で、印刷品質も高いので非常に満足できます。
ちなみに「HARIBO」というお菓子もついている(笑)ので楽しみながら組み立てられます。
Amazonで確認
3Dプリンター(組み立て済み)
オープンソースの3Dプリンターの仕様を作った技術者が作った会社の3Dプリンターです。この商品は、すでに完成済みで調整もされているものです。私は自作キットのほうを購入しましたが、非常によくできた製品で、印刷品質も高いので非常に満足できます。
買ってすぐに印刷が楽しめるのもいいですね!
Amazonで確認
非常にきれいにまかれていて、印刷していて安心感がある製品です。私が購入した白色は、執筆時点でAmazonでは表示されなかったので、同社の他の色をご紹介しておきます。印刷品質もよく、研磨もできる素材なのでおススメです。
Amazonで確認
一眼レフ(ミラーレス)とは?
一眼レフ(ミラーレス)カメラとは?
一眼レフカメラとは、カメラのうち、単一のレンズ(一眼)を使用し、また、反射鏡(レフ)を利用してファインダーから像を確認できる構造を持ったカメラのことです。
反射板(レフ)を使うことで、一眼でありながら撮影するための像とファインダーから確認する像の両方を得ることが可能となっています。
例えばこんな感じのカメラです。
ちなみにミラーレス一眼は、反射板(レフ)がなく、センサーでとらえた画像データをファインダー内にあるスクリーンに投影するような仕組みになっています。
そのため、カメラのボディサイズが一眼レフに比べ小さく、軽量になっています。
例えばこんな感じのカメラです。
アクセサリシュー(ホットシュー)とは?
町の写真館に行ったとき、一眼レフカメラの上に、フラッシュ(光るやつ)がついていることがありますよね。
これは、フラッシュユニットというアクセサリをカメラに搭載して、カメラのシャッターと連動させています。
その搭載とカメラとの連動の機能を提供しているのが、アクセサリシュー(ホットシュー)です。
アクセサリシューの形状は、次のようになっています。
固定する金具の部分は形状にあまり差異はありません。※モデルごとに若干の差異はありことがあります。
アクセサリシュー内にある接触点(電気端子)は、カメラメーカーやモデル、年式によって差異があります。これは、搭載するアクセサリとの連携のための電気信号数が増減するためです。
今回は、このアクセサリシューの固定金具を使って、GoProを搭載します。
GoProとの連動までは行わないため、固定する金具部分のサイズに合わせて制作します。
今回サイズの計測に使ったのは「NIKON D7500」というモデルです。
計測結果は次のようになりました。
アクションカメラ(GoPro)とは?
GoProとは?
GoProとは、アクティブスポーツの動画撮影を目的とした、頑丈で防水の小型軽量デジタルビデオカメラです。
複数のモデルがありますが、どれも手のひらに収まるくらいのサイズ感で、様々な場所に取りつけることができるのも大きな特徴。
アマチュアからプロ、旅行からアウトドアアクティビティやスポーツまで多くのシーンで活躍するカメラです。
GoProの種類は?
本記事の執筆時点(2022年11月時点)では、大きく分けて3種類+360度カメラ+ドローン向けがあります。
基準となる3種類のカメラのモデル別の比較は次の通りです。
モデル名 | GoPro hero11 Black | GoPro hero11 Black mini | GoPro hero10 Black |
イメージ | Amazonで確認 | Amazonで確認 | |
特徴 | より大きな新しいイメージセンサー採用で、これまでで最も臨場感のあるビデオ撮影が可能に。 | HERO11Blackのパワーをよりコンパクトに、より軽く、シンプルなデザインに凝縮されたモデル。 | 耐久性に優れ、万能で、驚異の5.3K撮影も実現した象徴的デザイン。 |
写真 | 27.13MP + SuperPhoto (HDR搭載) | ー | 23MP + SuperPhoto (HDR搭載) |
ビデオ | 5.3K60 | 5.3K60 | 5.3K60 |
360度ビデオ | ー | ー | ー |
ビットレート | 120Mbps 5.3K / 4K |
120Mbps 5.3K / 4K |
100Mbps 5.3K / 4K / 2.7K |
ビデオブレ補正 | HyperSmooth 5.0 | HyperSmooth 5.0 | HyperSmooth 4.0 |
デジタルレンズ / FOV | HyperView、SuperView、広角、リニア、リニア + 水平ロック / 水平維持 | HyperView、SuperView、広角、リニア、リニア + 水平ロック / 水平維持 | SuperView、広角、リニア、リニア + 水平維持、狭角 |
フロントスクリーン | 1.4インチカラーLCD (ライブプレビューおよびステータス) | ー | 1.4インチカラーLCD (ライブプレビューおよびステータス) |
リアタッチスクリーン | 搭載 | ー | 搭載 |
優れた耐久性 + 防水性 | 10m | 10m | 10m |
バッテリー | 取り外し可能 | 内臓 | 取り外し可能 |
フォールディングフィンガーによるフレームレスマウント | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
GoProの使い方
GoProは、手のひらサイズのカメラで、軽量にできています。
しかし、あまりにも小型軽量なので、そのまま手に持って撮影するのは難しいです。
ですので、GoProには、マウントという仕組みが提供されています。
旧型のGoProは、フレームという部品を本体に取り付けることでマウント用のフィンガーを設けていました。
最新のGoProでは、フォールディングフィンガーという形で本体に搭載されていますので、フレームが不要になっています。
マウント用フィンガーに取り付けたイメージは、次の通りです。
一眼レフカメラへのGoPro搭載
今回は、このマウント用フィンガーを使って、一眼レフに搭載してみようと思います。
マウントキットの3Dモデル制作
それでは、3Dモデルの制作を行っていきます。
3Dモデルの制作は、「AutoDesk Fution360」を使用しました。
まずは、次のように寸法を決めて3Dモデルを作成します。
マウントキットは、3つのパーツに分けています。右下が、マウントキットの組み立て後イメージです。
上部はGoPro用マウントで、下部が一眼レフ(ミラーレス)カメラのアクセサリシュー取付用です。
マウントキットの3Dプリント用データ生成
出来上がった3Dモデルを元に、3Dプリンターの印刷用データを生成します。
印刷用データの生成には、「Prusa Slicer」を使いました。
※当ブログでおススメしている3Dプリンター「Original Prusa i3 MK3S+」向けのアプリです。
印刷時のパーツ間で発生する「ひげ」(糸引き)を防止するため、一度の印刷で1つのパーツを印刷するようにしました。
また、アクセサリシューへの取付部分は、精度が必要となるため、サポートがつかないよう上向きで配置しています。
これで3Dプリンターでマウントキットの印刷ができます。
Let’s 3D Print!マウントキットの印刷
マウントキットを3Dプリンター「Original Prusa i3 MK3S+」で印刷します。
製作過程を動画にしていますので、ぜひご覧ください。
完成したマウントキットの組み立て
印刷後のマウントキットを組み立てます。
組み立てに必要なパーツは次の通りです。
組み立てはとても簡単、次の手順で行います。
マウントキットの左側パーツに、袋ナット(キャップナット)M5を取り付けます。
マウントキット左側パーツをアクセサリシューに取り付けます。
※取付時に強く干渉するようであればマウントキットを研磨することでクリアランスを確保できます。
マウントキット右側パーツをアクセサリシューに取り付けます。
※こちらも必要に応じて研磨します。
マウントキット中心パーツを取り付けます。
GoProのマウント用フィンガーをマウントキットに取り付けネジ(GoPro側の付属品)を使って固定します。
使用中はその力でより固定することができます。
マウントキットを取り外す際には、取り付けネジを緩めてから取り外してください。
マウントキットのデコレーション
完成したマウントキットを以下のように塗装してデコレーションしてみました。
一眼レフ、GoProが黒系なので一体感が生まれていますね!
厚く塗装すると取り付け時のクリアランスに影響があるので塗装は薄めに!
今回使った塗料材料はこちら!
撮影してみた
マウントキットの使用感を確認するために、ちょっと出かけて撮影してみました。
その際に取った画像は次の通りです。(動画版は、製作工程のYoutube動画に入れています)
<よかった点>
- 当初の目的(「引き」と「寄り」を同時撮影)は達成できた
- マウントがしっかりとできるので取り扱いが楽
- GoProのマウント角度を調整できるので、一眼カメラのレンズがGoProに映り込まない
- 一眼で写真を撮影しているときの様子もGoProで撮れ、後で見返して盛り上がった
<よくなかった点>
- アクリルで塗装したので、剥げてきた
- GoProの分だけカメラが重くなる(※許容範囲ですが…)
編集後記
いかがだったでしょうか。
実際に撮影してみると、すごく使用感がよくおススメできるものができたと感じました。
また、GoProにはディスプレイがないモデルもありますので、一眼レフ(ミラーレス)カメラのファインダーで大体の構図が確認できたことも大きかったです。
GoProで撮影しながら、一眼レフなどでズームして写真撮影、動画撮影など自由にできます!
今回は3Dプリンターをお持ちでない方にも試していただけるように、3Dプリントサービスに3Dモデルを公開しています。
ぜひ、お試しくださいね!
最後までご覧くださりありがとうございます。
今回ご紹介する「マウントキット」は以下の3Dプリントサービスでお試しいただけます。
GoProカメラをマウント用フィンガーを使って、一眼レフのアクセサリシューにマウントするためのキットです。 アクセサリ…
※印刷結果の精度や出来栄えは、3Dプリントサービスに依存します。
※3Dプリントサービスでの提供期間はおおむね20日前後です。(発送目安)
※マウントキットには、以下のようなM5キャップナットが1つ必要となりますので、合わせてご準備ください。
※もちろん、一眼レフ、Goproなどは、別途準備が必要です。
M5 袋ナット(キャップナット)
M5サイズのキャップナットです。片側が球体になっていてボルトの先端が出る部分を隠してくれます。これを使うことで、ボルトが他のものとぶつかって傷づけてしまうことを軽減できます。Amazonで確認
今回使用した3Dプリンター「ORIGINAL PRUSA i3 MK3S+」はこちらからどうぞ!
3Dプリンター(キット)
オープンソースの3Dプリンターの仕様を作った技術者が作った会社の3Dプリンターです。この商品は、自分で組み立てることが前提です。マニュアルも日本語化されていて、組み立てで特に手順に困るということはありませんでした。非常によくできた製品で、印刷品質も高いので非常に満足できます。
ちなみに「HARIBO」というお菓子もついている(笑)ので楽しみながら組み立てられます。
Amazonで確認
3Dプリンター(組み立て済み)
オープンソースの3Dプリンターの仕様を作った技術者が作った会社の3Dプリンターです。この商品は、すでに完成済みで調整もされているものです。私は自作キットのほうを購入しましたが、非常によくできた製品で、印刷品質も高いので非常に満足できます。
買ってすぐに印刷が楽しめるのもいいですね!
Amazonで確認
非常にきれいにまかれていて、印刷していて安心感がある製品です。私が購入した白色は、執筆時点でAmazonでは表示されなかったので、同社の他の色をご紹介しておきます。印刷品質もよく、研磨もできる素材なのでおススメです。
Amazonで確認