きたぞ!
さっそく、更新内容とアップデート方法を
確認してみよう!
これまで、Arduino が誕生して以来、古典的な Arduino IDE (統合開発環境) を使用してきました。
Arduino IDE 2.0 は従来の IDE を改良したもので、パフォーマンスが向上し、ユーザー インターフェイスが改善されています。
そのArduino IDE 2.xに、アップデート(IDE 2.3.4)が公開されました。
今回の記事では、アップデートの手順と、更新内容について確認していきます。
Arduino IDEでプログラムできる開発ボードは、こちらで紹介しています。
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早速、IDE 2.3.4 へアップデートしてみる
では、早速IDEのアップデートをしていきます。
今回のアップデートは、Arduino IDE 起動した場合に、通知されます。
起動時に通知されない場合は、Arduino IDEの「ヘルプ」メニューから「Arduino IDEのアップデート確認」を行うことで、更新できます。
インストール手順については、次の記事を参考にしてください。
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この記事では、すでにArduino IDE 2.3.3がインストール済みの環境で、IDE 2.3.4へアップデートする手順を記載します。
アップデートにより、日本語環境設定が、標準(英語)に戻ることはありません。
今回は、表示モードを「Dark」にした場合の画面を使って説明します。
アップデート手順
所要時間:5~7分程度
Arduino IDE 2.xを起動すると、左のようなアップデートの通知が表示されます。「ダウンロード」ボタンを押します。
ダウンロードの実行状況が表示されますので、ダウンロード完了までしばらく待ちます。
ダウンロード完了後、表示される画面で
「終了してインストール」を押します。
※Windowsの実行確認が表示された場合は、許可してください。
インストール画面が起動します。
すでにインストール済みのユーザーまたは、すべてのユーザーのArduino IDEをアップデートするかを聞いてきます。
「次へ」ボタンを押します。
インストール画面が表示されますので、しばらく待ちます。
セットアップ完了画面が表示されます。
「完了」ボタンを押します。
※ここで「Arduino IDEを実行」にチェックを入れておくと、完了後に自動的にArduino IDEが起動します。
Arduino IDEが起動する際に、Windows Defenderの警告画面が表示されることがあります。
「アクセスを許可する」ボタンを押します。
Arduino IDE2.0が起動します。
起動後に「ライブラリのアップデート」や「ボードのアップデート」が通知されることがあります。
※「全てをインストール」ボタンを押すとアップデート可能なライブラリやボードがすべてアップデートされます。
※手動で個別にアップデートする場合は、「手動でインストール」ボタンまたは「後で」ボタンを押します。
更新内容を確認してみよう!
Arduino IDE2.3.4のアップデート内容を確認していきます。
IDE 2.3.4
Arduino IDE2.3.4のアップデート内容については次のサイトに公開されています。
Important Compatibility Notice [Ubuntu 18.04] This will be t…
IDE 2.3.4の修正内容
問題修正(Fixed)
・grpc クライアントを再初期化する必要がある場合はコンパイルを再試行します ( #2548 ) コンパイル中に無効なインスタンス エラーをキャッチし、grpc クライアントを更新して再試行します。 ・大きなファイルを含むスケッチブックをスキャンする際のメモリリークを修正 ( #2555 ) globメモリリークの問題を修正するためにバージョンを更新します。isaacs/node-glob#435 を参照してください。IDEノードバージョンと互換性のあるバージョン 10 を 使用します 。 ・フォークのローカル Windows 署名を無効にする PR ( #2554 ) フォークからのプル リクエストに対する Windows 署名を無効にします。 ・viewsWelcome動作を VS Code に合わせる( #2543 ) viewsWelcomeのデフォルトの動作を修正し、VS Code に合わせて調整します。 コンテキスト時に VS Code を介して動的な UX を提供するというenablementのプロパティを尊重しています。 これはリンク付きの静的な情報であることはわかっていますが、動的にできる場合、理想的な GUI では、 キーが作成されるまで 3 つのスケッチ ボタンが無効になります。 VS コード スキャナーにパッチを適用してenablementプロパティを読み取ります。 ビューのウェルカム ツリーの動作を VS Code に合わせて書き直します。 ・CLI解析エラーを修正 ( #2518 ) メタデータ項目が存在しない場合に、CLI エラーからメタデータを解析しないようにします。
変更(Changed)
・Arduino CLI v1.1.1を使用する ( #2576 ) Arduino CLI v1.1.1を使用します。 arduino_cli_{version}_proto.zip公式リリースのCLIバインディングを生成するために使用します ・LinuxビルドコンテナーでUbuntu 18.10を使用する ( #2307 )
追加(Added)
・アップロード前の検証をスキップできます ( #2397 ) アップロード前に検証コマンドを自動的に実行するかどうかを制御する新しい設定を追加します。 arduino.upload.autoVerify設定値が の場合false、IDE はスケッチ コードをボードにアップロードする 前に再コンパイルしません。 ・現在のボードデータを再読み込みするメニューアクションを実装する ( #2553 ) 「ツール」セクションに次のメニュー エントリを追加します。 1.CLIクライアントのインスタンスをリロードする 2.キャッシュされたボードの詳細を更新する ・データアップダイアログにAddフッターを追加 ( 71b11ed、#2581 ) IDEUpdaterDialogリンクのAddフッターを追加する。 ・新しいバージョンを紹介するダイアログを追加 ( 4788bfb、#2581 ) IDE の新しいバージョンの最初のインスタンスが実行されている場合はダイアログを表示します。
編集後記
いかがだったでしょうか。
Arduino IDE 2.3.4へのアップデート方法とアップデート箇所を紹介しました。
皆さんの参考になればと思います。
Arduino IDE 1.8を使っている方は、そろそろ、Arduino IDE 2.3.4を一度試しておくとよいかもしれませんね!
今回の記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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