電子工作という言葉を聞くとまず思い浮かぶのは、中学校の技術家庭の授業でやったはんだ付け。
最近の学校は実習とかやっているのかなとふと思います。
子供の頃は何となく作業していたので、今思うと「よく部品壊さなかったな・・・」と思います。
さて、この記事でははんだ付けに必要な工具や素材についてご紹介します。
実際に使ってみて後で必要と分かって買い足したものなどもあるので、この記事をみていただいて完璧に準備していただければと思います。
細かい作業のうえにうまくできなかった記憶が強い。
かなりの集中力とセンスが必要でござった。
楽しむのも一興でござるぞ。
では、ご紹介したいと思います。
記事では、必須ツールと便利ツールとマークをつけてご紹介しますね!
1.「はんだごて」と周辺ツール
はんだごてやこて台などを紹介します。
おススメとしては、メーカー「白光」です。非常に作りがよく使いやすいのが特徴です。
周辺ツールも同じメーカーで揃えると使い勝手が向上します。
現在は安いものも出回っていますが、やはり品質は重要です。使っていくうちにその良さがわかりますね。
No1 はんだごて
価格: 4.0

- コンセントを指してから使用可能温度になるまでの時間が短いこと
- こての温度設定が簡単に変更できること
ツマミで、200~500℃まで調整可能 - こて先(取り換え式)の種類が豊富
標準でB型 (品番 T18-B)のこて先が付属
No2 こて先
価格: 4.5

一度使ったらこれなしでは、作業ができないほど。
No3 こて台
価格: 4.5

しかも、こて先温度の降下が小さい特殊クリーナー付き。これ一台でこて台とクリーナが手に入ります。
クリーナーは消耗品なので個別にも購入できるので安心してください。
2.消耗品
はんだ付けには、前項でご紹介した基本ツールの以外に消耗品が必要です。
必要なのは以下の3つ
- はんだ
- はんだ吸い取り線
- 電子用フラックス
順におすすめをご紹介しますが、ご紹介する前に「はんだ」を考えるうえで重要なポイントがありますので記載します。
はんだは、接合部の金属表面にはんだと接合金属の合金層をつくります。市販されている糸はんだにはフラックス(ヤニ) が入っています。フラックスは金属表面の異物や酸化膜を取除き、より良いはんだ付けを実現してくれます。
はんだを選ぶ際には、以下の条件を考える必要があります。
成分 | はんだは基本的に「すず」と「鉛」の含有量の違いで融点が変わり熱疲労に強くなったりします。 電気関係で使う場合、電子部品は熱に弱いため融点の低いものを使います。 一般的に成分比率が「すず60%/ 鉛40%」のはんだが良いですが、電気器具や電気配線であれば「すず50%/ 鉛50%」でも問題ないとの情報もあります。 また、最近では「鉛」の環境への影響を考慮した「鉛フリー」のはんだがあり、私は積極的にそちらを使用しています。 一般的に「はんだの拡がりが悪い」「融点が高い」との特徴もありますが、あとでご紹介する熱対策グッツを駆使すれば、問題なく使えています。 |
線径 | 線径は、作業する部品によって使い分けるのが良いとされています。一般的にはΦ0.6~Φ0.8を選ぶのが妥当かと思います。 Φ0.6~Φ0.8 微細部品 Φ0.8~Φ1.0 電子部品 Φ1.0~Φ1.2 電気配線 |
No1 はんだ(鉛フリー/ヤニ入り)
価格: 3.5

ポイントは次の3点を考慮しています。
- 環境にやさしいこと(鉛フリー)
- 扱いやすい線径であること
- 趣味ユースなので容量が選べること
No2 はんだ吸い取り線
価格: 4.0

No3 フラックス
価格: 3.5

この商品はハケで塗るタイプで、鉛フリーはんだ対応です。
No4 フラックスリムーバー(ペンタイプ)
ホーザン(HOZAN) 小容量で使いやすいペンタイプのフラックスクリーニング剤 フラックスリムーバー 小さい範囲に使いやすいペン型容器 Z-293-P 狭い範囲のハンダ付け作業に
価格: 3.5

人体や環境に影響のある物質使わず、手作業のフラックス洗浄を想定したクリーニング剤とのことで安全なものが一番ですよね。
ただし、容量が少ない(15ml)ため缶タイプのものを買うのもありかと思います。
缶タイプのリンクは以下に貼っておきます。
ホーザン(HOZAN) フラックスリムーバー フラックスクリーナー 原液タイプ 残渣が少ない 容量360g Z-293
3.熱対策グッツ
電子部品は基本的に高温に弱く、はんだ付けの際には電子部品に伝わる熱を逃がしてやる必要があります。
ここでは、熱を効率的に逃がすための商品をご紹介します。
No1 ヒートクリップ(放熱クリップ)
価格: 4.0

これがないと安心してはんだ付けできません。
この商品には挟む部分の形状が異なる2種類のものがセットになっていますので、はんだ付けするときの状況に合わせて使うことができるのでお勧めです。
4.作業環境
No1 絶縁マット
価格: 4.0

絶縁と耐熱の機能があるものを選んで使っています。この商品は部品をいろいろ分けて入れて置ける場所もありはんだ付けする部品を事前に置いて使っています。
価格は比較的安いこともこれを選んだ理由です。
ですので評点としては価格重視です。
No2 作業クリップ台
価格: 4.0

クリップの部分が写真とは逆にもできるので場合により変えて使っています。
クリップが多くついているものも他にありますが、基本は基板を固定することなので2つのクリップで十分です。
以上、はんだ付けする際のツールについてご紹介しました。
はんだ付けは環境を整えれば、結果もよくなってきます。きれいにはんだ付けできれば、充実した気分になります。皆さんの環境づくりに少しでもお役に立てたなら幸いです。