機能概要を確認したな。
しかし、もっと詳細に知りたいぞ!
そこで前回の記事で語った各カテゴリごとに
旧型(MK3S+)との機能比較を含め詳細にやっていくぞ!
- MK3S+
- MK3.5S
- MK3.9S
- MK4
販売されたらリンクをご紹介予定です!
ユーザーインタフェース周りの変更
「Original Plusa MK4S」では、ユーザーインタフェース周りも大幅に変更されています。
主な変更点は次の通りです。
- 画面(スクリーン)
- ネットワーク接続
- 造形データの投入方法
- ファームウェアの更新方法
画面(スクリーン)
「Original Plusa MK4S」では、3.5インチ 65k カラースクリーンに変更されています。
MK3S+とMK4Sの画面(スクリーン)は次のように異なります。
| MK3S+ | MK4S |
![]() |
![]() |
MK3S+は、必要最小限の3列モノクロLCDを使っていました。
機能的には必要十分なものだと感じていました。
不便なところとしては、プリント指示を出す際に造形データの確認をファイル名で行うので、間違えないように注意しないといけないところでした。
| MK4S |
![]() |
| MK3S+ | MK4S |
![]() |
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ネットワーク接続
MK4Sでは、自宅のLANネットワークにイーサネットケーブルまたはWi-Fiで接続することができるようになっています。
MK3S+では、ネットワークに接続するために、Raspberry Piを接続して連携する必要がありました。
このあたりはずいぶん進化しています。
ネットワーク周りの端子、モジュールは、以下のような場所に実装されています。
Wi-Fiモジュール

ESP32のモジュールが内蔵されています。
イーサネット端子

NFCアンテナ

NFCが搭載されたモバイル端末(スマホなど)に「PLUSA」アプリをインストールすると、後述する「PLUSA CONNECT」への3Dプリンター登録や、Wi-Fi接続に使うSSIDやパスワードの設定をNFC経由で行うことができます。
※Wi-Fi接続に使うSSIDやパスワードの設定は、USBドライブ経由でも行うことができます。
ネットワーク接続(イーサネット、Wi-Fi)が標準機能として内包されたことで、MK4Sプリンターをリモートで操作、管理するための仕組みも提供されています。
「PLUSA CONNECT」は、もともと販売元が3Dプリンター造形事業を行う場合に備えて、台数の多い大規模環境でも、各3Dプリンターの管理や造形指示などが出せるようにと構築してきたシステムとのこと。
また、「PLUSA CONNECT」は、クラウドサービスで、現状では対象機種(MK4Sなど)を所有しているユーザーであれば無償で使うことができます。
MK4Sなどのネットワーク機能が標準搭載されたものには、「PLUSA CONNECT」に接続するためのクライアント機能も実装されています。
宅内や社内ネットワークに接続し、「PLUSA CONNECT」に接続できる環境にするだけで3Dプリンターを登録し使うことができます。

「PLUSA CONNECT」は、造形データ(G-code)をパソコンなどのブラウザ経由でMK4Sへ送ることができます。
この際、MK4SにはUSBドライブが接続されている必要があります。(USBドライブに保存されます。)
造形指示を出すと、次のように印刷の状況を見ることができます。

造形中のプリンターの状態は、画面でリアルタイムで確認することができます。

画面上部には、ノズル、ベッドの温度、造形に使っているフィラメント素材や
スピード比率、造形中のZ軸の高さが表示されます。
また、下のグラフでは、ノズル、ベッドの温度、造形ヘッド(エクストルーダー)搭載の
ファン回転スピードも確認できます。
グラフを見ると造形が始まって、きちんとのノズルなどの温度が変化し、それに伴ってファンが動き出す様子がよくわかります。
「PLUSA CONNECT」はクラウドサービスなので、外出先からでも見ることができます。
サインインには、二段階認証も使えるためセキュリティとしても万全です。
また、モバイル端末でもアプリから同じように確認することができます。

この機能は非常に使い勝手がよく、これまではSDカードの抜き差しで造形データを移して印刷実行していましたが、パソコンから直接指示が出せるため、面倒はありません。
しかも印刷状況(エラーを含め)確認できるので、外出中でも安心です。
また、Webカメラ(Wi-Fi機能付きのもの)を登録することもできるため、印刷状況をカメラで確認することもできます。
造形データの投入方法
MK4Sでは、造形データの投入は次の二つの方法で行うことができます。
- USBドライブ
- 「PLUSA CONNECT」経由
MK4Sには、USBドライブが同梱されているので、購入してすぐ使うことができます。
旧版と比較して大きく変わったのは、やはり「PLUSA CONNECT」経由で造形データを投入できるところです。
パソコンのブラウザから指示が出せるので、3DCADで製図→Plusa Slicerで造形データ作成→造形データ投入→プリント実行の全ての作業がパソコンの前から行えるため、作業効率が上がりました。
ファームウェアの更新方法
MK4Sではファームウェア更新は、次の二つの方法で行うことができます。
- USBドライブ
- 「PLUSA CONNECT」経由
旧版(MK3S+)では、専用のUSBケーブルを使ってMK3S+とパソコンを繋いでファームウェアを書き込んでいました。
そのため、3Dプリンターとパソコンの設置場所をあまり離すことができないのが残念なポイントでした。
MK4Sでは、USBドライブや、「PLUSA CONNECT」経由でのファームウェアアップデートが可能になりました!
ケーブルを接続することなく、パソコンと3Dプリンターを設置位置を離すことができるように
なったので、動作音などによるストレスもだいぶましになりました。
編集後記
いかがだったでしょうか。
今回は、MK4Sでの「ユーザインタフェース周り」の変更点をご説明しました。
センサーや、ネットワーク機能などが充実して、さらに使いやすくなっている印象ですね。
記事の内容は以上です。
次回の記事は、校正(キャリブレーション)の変更点についてご紹介します。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
次回もご期待ください。
この記事で紹介した商品はこちら
Original Plusa MK4
※上記は、MK4の商品となります。最新のMK4SがAmazon では取り扱いは執筆時点ではありません。
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