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【Arduino】IDE 2.0.4 へのアップデート方法と更新内容をチェックしよう!

すけろく
ぬお!
Arduino IDE 2.x にバージョンアップがあったぞ!
げんろく
おお確かに。
Arduino IDE 2.0.4になったようだな。
アップデート方法と更新内容を押さえてみよう。

これまで、Arduino が誕生して以来、古典的な Arduino IDE (統合開発環境) を使用してきました。

Arduino IDE 2.0 は従来の IDE を改良したもので、パフォーマンスが向上し、ユーザー インターフェイスが改善されています。

そのArduino IDE 2.0にアップデート(IDE 2.0.4)が公開されました。

今回の記事では、アップデートの手順と、更新内容について確認していきます。

Arduino IDEでプログラムできる開発ボードは、こちらで紹介しています。

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早速、IDE 2.0.4 へアップデートしてみる

では、早速IDEのアップデートをしていきます。

インストールするために必要なファイルは以下からダウンロードできます。

Open-source electronic prototyping platform enabling users t…

インストール手順については、次の記事を参考にしてください。

Arduino IDE2.0のインストール手順は、こちらの記事で紹介しています!
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今回は、「Arduino IDE 2.0」の「ボードマネージャ」と書き込み先のボードの指定について記載します。 Arduino IDEは、Arduinoに対応した各種ボード(Arduino uno、M5Stack、M5Stic[…]

この記事では、すでにArduino IDE 2.0がインストール済みの環境で、アップデート通知が来た場合の手順を記載します。

アップデートにより、日本語環境設定が、標準(英語)に戻ることはありません。

 

 アップデート手順

所要時間:5~7分程度


Arduino IDE 2.0を起動すると、左のようなアップデートの通知が表示されます。「ダウンロード」ボタンを押します。

ダウンロードの実行状況が表示されますので、ダウンロード完了までしばらく待ちます。

ダウンロードが完了したことが画面に表示されたら、「終了してインストール」ボタンを押します。

インストール画面が起動します。
すでにインストール済みのユーザーまたは、すべてのユーザーのArduino IDEをアップデートするかを聞いてきます。
「次へ」ボタンを押します。

アップデートインストールが開始されますので、完了するまでしばらく待ちます。

セットアップ完了画面が表示されます。
「完了」ボタンを押します。
※ここで「Arduino IDEを実行」にチェックを入れておくと、完了後に自動的にArduino IDEが起動します。

Arduino IDEが起動する際に、Windows Defenderの警告画面が表示されることがあります。
「アクセスを許可する」ボタンを押します。
8
Arduino IDE2.0が起動します。
起動後に「ライブラリのアップデート」や「ボードのアップデート」が通知されることがあります。
※「全てをインストール」ボタンを押すとアップデート可能なライブラリやボードがすべてアップデートされます。
※手動で個別にアップデートする場合は、「手動でインストール」ボタンまたは「後で」ボタンを押します。
以上で、インストールは完了です。

更新内容を確認してみよう!

Arduino IDE2.0.4のアップデート内容を確認していきます。

アップデートには、「機能改良」と「問題」が含まれているようです。

Arduino IDE2.0.4のアップデート内容については次のサイトに公開されています。

Arduino Forum

If you are using a recent version of the IDE, you will get a…

内容が細かいですが、アップデート箇所をグループ分けしてみました。

<問題修正>

・シリアル モニターでのマルチバイト UTF-8 シンボルの破損を修正
・スケッチブック フォルダの場所にアクセスできない場合に IDE の起動がハングする問題を修正
・IDE の起動直後にダイアログが使用されると、設定メニュー項目が無効になる問題を修正
・アップロード完了後、「アップロード」/「プログラマーを使用してアップロード」メニュー項目が無効のままになる問題を修正
・「スケッチブックの場所」設定の変更後に影響を受ける UI 要素を更新
・「 .ZIP ライブラリを追加...」操作の後に、影響を受ける UI 要素を更新
・ライブラリの重複インストールを許可しないよう修正
・オートコンプリートでインストールされたプラットフォームまたはライブラリが更新された直後に言語サーバー データが更新されなかった箇所を再起動するように修正
・インストール パスの任意の部分に文字が存在する場合、Arduino IDE が機能しない部分を修正
・コンパイルされていないスケッチでデバッガーが起動しない原因を伝える
・「 Copy for Forum」コンテンツに先頭と末尾の改行を追加する
・ポートデータから「ボード情報」ダイアログを生成方法をポート情報をもとにするよう修正
・ユーザーがインストールしたテーマ拡張機能のサポートを修正
・テーマでカーソルの色のコントラストを改善する
・エディターにフォーカスがない場合にツールバーのコンテキスト メニュー項目が表示されない問題を修正
・プライマリ スケッチ タブの削除の処理を修正
・名前の変更先としてスケッチ フォルダー内の場所が選択されている場合の予期しないスケッチの削除を修正
・「環境設定」ダイアログでプロキシプロトコルが「SOCKS 」と誤って表示される問題を修正
・SOCK5 プロキシ サーバー プロトコルのサポートを修正
・アプリのパッケージ化にローカルnpmレジストリを使用する

<機能改良>

・[ツール]メニューにカスタム ボード オプションの設定を表示する
・スケッチブックメニューにスケッチブック フォルダ構造を反映させる
・スケッチブックとポートのメニュー項目を常に表示
・Arduino IDE 1.x のBoards ManagerとLibrary Managerのリストで確立された並べ替え順序を使用する
・更新オファー ダイアログからボード マネージャー/ライブラリ マネージャーを開いた場合は、常に「更新可能」フィルターを設定します。
・一時ファイルを専用フォルダーに保存する
・30 日間使用されていない場合、キャッシュが自動的に削除されるようになりました 
・ステータスバーからエンコーディングを削除
・既存のコード ファイルをスケッチに追加できるようにする
・非準拠の名前を持つスケッチの作成を防止する
・ボードの自動選択にハードウェア ID を使用する
・クラウド スケッチの名前変更と削除を有効にする
・Arduino Cloud ログイン用のアクティビティ バー アイコンを追加
・「リモート スケッチブック」の用語を「クラウド スケッチブック」に移行

編集後記

いかがだったでしょうか。

Arduino IDE 2.0.4へのアップデート方法とアップデート箇所を紹介しました。

皆さんの参考になればと思います。

オートコンプリート機能の修正や、クラウドとの連携箇所についても若干改良がおこなわれている印象です。

Arduino IDE 1.8を使っている方は、そろそろ、Arduino IDE 2.0を一度試しておくとよいかもしれません。

 

今回の記事は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。