e-Paper(電子ペーパー)ってディスプレイ制御は
独特なの?
ものが違うからの。
Arduino+M5Stamp Picoで使いたいのだ。
ではM5Stamp Picoで使ってみるか!
この記事では、M5Stamp Picoを使って、e-Paper(電子ペーパー)に画像を表示させてみます。
M5Stamp Picoは、切手サイズのマイコンで、バッテリーや電池での駆動も想定されるため、電源消費効率のよいe-Paper(電子ペーパー)とも相性が良さそうです。
そこで、今回はWaveShare社の提供している「Raspberry Pi Pico用 2.13インチ e-Paper ディスプレイ(白黒赤)212×104」を、「Arduino+M5Stamp Pico」で使用してみたいと思います。
M5Stamp Picoと接続する環境の構成方法や、画像をe-Paper(電子ペーパー)で表示させるためのプログラムを紹介します。
M5Stamp Picoは、Wi-Fi接続やBluetooth接続ができるので、これができるとできることが広がりそうですよ!
ぜひ、皆さんも挑戦してみてくださいね!
この記事の前提となるM5Stamp Picoのはじめかたについては、次の記事で紹介しています。
すけろく 切手サイズのコンピューター。 なかなかいい響きだの~。 げんろく 何だそれは? すけろく 「M5Stamp Pico」だ。 ESP32系のマイコンを搭載した切手サイ[…]
今回使用したマイコンと部品はこちら!
切手サイズのマイコン本体とダウンローダーを含むキットです。
通信(WiFi/Bluetooth)機能搭載、Aruduino で開発できます。
省スペースなマイコンは、こちらがおススメです!
<付属品>
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e-PaperとM5Stamp Picoを接続する
今回使用するe-Paper(電子ペーパー)は、SPI通信を使って制御します。
今回使う「M5Stamp Pico」と「e-Paper 」のケーブルは、次のような構成にします。
ブレッドボード、ジャンパワイヤはこちらがおススメです!
M5Stamp Picoや、e-Paper(電子ペーパー)をブレッドボードに接続する際には次のものを使用しています。
入手元:秋月電子
型番:PH-1x40SG(6.1/6.1)両端のピンが長いものになります。40ピンありますので、8ピン分を切って使うなどできます。
秋月電子さんの通販サイトURLはこちらです。
e-PaperをM5Stamp Picoで使うために必要な設定
今回は、Arduino IDEを使ってM5Stamp Picoにプログラムを書き込みます。
e-Paperの販売元であるWaveShare社が、e-Paper向けのArduinoライブラリを提供しています。
ライブラリはArduino IDEのライブラリ管理機能ではインストールできません。
プログラムは以下の手順でダウンロードできます。
Arduino libraries for Waveshare e-paper series. Contribute t…
左のリンクから、WaveShare社のGitHubサイトにアクセスします。
GitHubページの「code」ボタンを押して、「Download ZIP」を押します。
ダウンロードが開始されます。
「epd-library-arduino-master.zip」というファイルがダウンロードできますので、解凍ツールで解凍します。
解凍後、以下のフォルダをコピーします。
「epd-library-arduino-master」-「2.13inch_e-paper_b」-「epd2in13b」
コピーしたフォルダを以下の場所にコピーします。
「Cドライブ」-「Users」-「”ユーザ名”」-「Documents」-「Arduino」-「libraries」
<修正前>
#include <avr/pgmspace.h><修正後>
#include <pgmspace.h>
以下のファイルの内容を書き換えます。
※Arduinoで使用する場合はこの手順は不要です。
<対象ファイル>
・epdpaint.cpp
・font8.cpp
・font12.cpp
・font16.cpp
・font20.cpp
・font24.cpp
<修正前>
// Pin definition
#define RST_PIN 8
#define DC_PIN 9
#define CS_PIN 10
#define BUSY_PIN 7<修正後>
// Pin definition
#define RST_PIN 22
#define DC_PIN 21
#define CS_PIN 19
#define BUSY_PIN 25
「epdif.h」の内容をM5Stamp Picoで使用するGPIOの情報に書き換えます。※別のGPIOピン番号にした場合は、読み替えてください。
M5Stamp Picoでe-Paperに画像を表示してみる
M5Stamp Picoを使って、e-Paper(電子ペーパー)に画像を表示するプログラムを作成します。
今回使っているe-Paperは、赤、白、黒の3色表示が可能であるため、表示する画像として、次のものを用意しました。
e-Paperへの画像表示プログラム
Arduino IDEを起動して、「ファイル」メニューから「新規ファイル」を選択し、表示されるスケッチに以下のように記述します。
Arduino IDE スケッチ例
<プログラム本体>
<画像ファイル>
※「Original_Icon_src.h」という名前のファイルとしてプログラム本体と同じフォルダに保存してください。
M5Stamp Picoへの書き込み
- 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」で任意の名前を付けて保存します。
- 「ツール」メニューから「ボード」情報を確認し、M5Stamp Picoであるか確認します。 この際、「シリアルポート」にマイコンを接続したCOMポートが指定されているかも確認します。
- 「ツール」メニューから「シリアルモニタ」を選択してシリアルモニタを起動します。
- 「スケッチ」メニューから「マイコンボードに書き込む」を選択します。
プログラム実行結果
M5Stamp Picoを起動すると、次のようにe-Paper(電子ペーパー)に表示されます。
表示には時間がかかるので、しばらく待ってくださいね!
編集後記
いかがだったでしょうか。
バッテリー容量が少ない環境では、e-Paper(電子ペーパー)を使うことで、消費電力を抑えることがでるので、これから組み込んでいくのが楽しみです。
今回の記事は以上になります。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
今回使用したマイコンと部品はこちら!
切手サイズのマイコン本体とダウンローダーを含むキットです。
通信(WiFi/Bluetooth)機能搭載、Aruduino で開発できます。
省スペースなマイコンは、こちらがおススメです!
<付属品>
|
つぎから購入する場合は、次のものを購入してもよいですね。
切手サイズのマイコン本体とピンヘッダなどのコネクタ類がついているキットです。通信(WiFi/Bluetooth)機能も搭載され、Aruduino で開発できます。ダウンローダーが必要ない場合はこちらをどうぞ!
<付属品>
|
複数個を一度に購入する場合は、次のものをどうぞ!
切手サイズのマイコンです。とても小さく、組み込みに有効なサイズ感ですね。通信(WiFi/Bluetooth)も搭載されています。
開発環境(Aruduino IDE/MicroPython/UIFlow)も豊富でおススメです!
たくさん購入したい場合はこちらをどうぞ!
<付属品>
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