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【Arduino】切手サイズのコンピュータ「M5Stamp Pico」で、LCDパネルで時計を作る!

すけろく
そういえば、LCDパネルがあるのだが、
使ってなかったな。
げんろく
んー。
どれどれ、このコントローラICなら
Arduinoで使えるな。
すけろく
それなら、M5Stamp Picoで時計を表示したいな。
時刻同期は以前の記事でやっているし。
げんろく
よし、やってみよう!

この記事では、「M5Stamp Pico」を使って、「LCDモジュール」に時計を表示させてみます。

M5Stamp Pico」は、切手サイズのマイコンです。

さまざまなものに組み込むことができるので、「LCDモジュール」もいろんな使い道ができそうです。

LCDパネルは、Arduino プログラミングの基本でもあるので、一度やりたいな~と思っていて、忘れていました。。。

そこで、今回はLCDコントロールチップである「ST7032」を使っている、16文字2行のLCDパネルを使います。

プログラムは、「Arduino+M5Stamp Pico」で使用してみたいと思います。

M5Stamp Pico」接続する際の環境構成や、テキストを描画させるためのプログラムを紹介します。

ぜひ、皆さんも挑戦してみてくださいね!

この記事の前提となるM5Stamp Picoのはじめかたについては、次の記事で紹介しています。

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今回使用したマイコンとLEDストラップはこちら!

M5Stamp Pico DIY Kit
切手サイズのマイコン本体とダウンローダーがセットになったキットです。
通信(WiFi/Bluetooth)機能も搭載され、Aruduino で開発できます。
初めて購入する場合はこちらがおススメです!

<付属品>

  • M5Stamp Pico本体
  • ダウンローダー
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I2C接続小型キャラクタLCDモジュール(16×2行・3.3V/5V)ピッチ変換キット
16文字2行のLCDモジュールです。ディスプレイをコントロールするためのチップとして「ST7032」を搭載しています。 I2Cインターフェイスです。
使用する場合は、ピッチ変換キットをはんだ付けする必要があります。秋月電子のサイトを確認

LCDを準備する

マイコンと接続する際に、ブレッドボードを使って、回路を作ります。

先度ほどご紹介した、秋月電子さんのLCDモジュールは、ブレッドボードに接続できるピッチ変換基板がついています。

LCDモジュールは、使用する前に、ピッチ変換基板へはんだ付けをする必要があります。

はんだ付けの結果は、次の通りです。

LCDモジュールとピッチ変換基板をはんだ付けする際には、注意が必要です。

はんだ付けする部分(ランド)が小さくなっているので、はんだをつける際に少し引くようにつけると、隣り合うランドが引っ付くことを防ぐことができます。

また、ピッチ変換基板側には、I2Cの通信で使用するSDA、SCLの回路をプルアップする抵抗が備え付けれられています。

この部分もはんだをつけて有効にします。

ブレッドボード側につけるピンヘッダをつけた側は次の通りです。

はんだ付けって難しい。そう思っていませんか?

やってみると意外とうまくできると思います。

成功のカギは、きちんとした道具をそろえることです。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

はんだ付けをする際に、おすすめな道具については、次の記事を参考にしてくださいね!

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LCDをM5Stamp Picoを接続する

マイコンと接続する際に、ブレッドボードを使って、回路を作ります。

今回は、次のように回路を作りました。

 

 

回路を作るのに準備したものは次の通りです。

サンハヤト ブレッドボード SRH-21CE

安心のサンハヤト。両端に「+」と「ー」のラインがあります。電圧の違う回路を扱う場合に便利なブレッドボードです。最初はこれが一枚あるとよいと思います。

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ジャンパーワイヤー、オス-メス・オス-オス・メス-メスピッチ2.54mm * 40Pin

ブレッドボードとM5Stackなどのコネクタを持つ部品をつなぐ配線材です。
オス(pin)ーオス(pin)、オス(pin)ーメス(コネクタ)、メス(コネクタ)ーメス(コネクタ)がセットになっています。100mmの線になります。いろいろな色があるので配線をわかりやすく分けられます。

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サンハヤト ジャンプワイヤ SPP-200 200ミリ

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オス(pin)ーオス(pin)の200mmの線になります。いろいろな色があるので配線をわかりやすく分けられます。

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KKHMF 2個 MB102 ブレッドボード 電源
電源アダプター用のDCジャック、UEBなどが入力として使えます。ブレッドボードに差し込んで使用します。3.3V と5Vを切り替えて使えます。
電圧とブレッドボードへの差し込み方向を間違えないようにしましょう!

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ブレッドボードの電源はこれがあると便利です!

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実際にブレッドボード上で回路を組んだ際のイメージは次のようになりました。

M5Stamp PicoでLCDにロゴと時計を表示してみる

M5Stamp Pico」を使って、LCDにテキストを表示するプログラムを作成します。

ロゴの文字と、時計(日時)を表示させます。

日時については、「M5Stamp Pico」起動時にWi-Fi経由でNTPサーバと同期するようにします。

Wi-Fiを使った時刻同期については、次の記事を参考にしてください!

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ライブラリの追加

LCDモジュールを使う際に必要となるライブラリをArduino IDEへ追加します。

使用する情報 設定値
ライブラリ名
ST7032_asukiaaa

ライブラリのインストール手順については、次の記事を参考にしてください!

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LCDへロゴと時計を表示するプログラム

Arduino IDEを起動して、「ファイル」メニューから「新規ファイル」を選択し、表示されるスケッチに以下のように記述します。

 Arduino IDE スケッチ例

<プログラム本体>

 M5Stamp Picoへの書き込み

  1. 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」で任意の名前を付けて保存します。
  2. 「ツール」メニューから「ボード」情報を確認し、M5Stamp Picoであるか確認します。
    「Partition Scheme」を「No OTA(Large APP)」に設定します。
    この際、「シリアルポート」にマイコンを接続したCOMポートが指定されているかも確認します。
  3. 「ツール」メニューから「シリアルモニタ」を選択してシリアルモニタを起動します。
  4. 「スケッチ」メニューから「マイコンボードに書き込む」を選択します。

 プログラム実行結果

M5Stamp Pico」を起動すると、次のようにLCDに表示されます。

時刻同期をWi-Fi経由で行った結果が時計として表示できていますね!

編集後記

いかがだったでしょうか。

基本的なLCDモジュールへのテキスト表示方法をご紹介しました。

ディスプレイを持たない「M5Stamp Pico」にとっては、LCDモジュールへのディスプレイ表示は重要な機能になります。

今回の記事は以上になります。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

 

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